中学生でもわかる言葉のリハビリ日記

脳血管障害になると脳機能が低下することがあります。そうなると、会話がぎこちなくなったりしてコミュニケーションが以前より上中学生でもわかるように説明していきます。わからないことや疑問、何でも構いませんので、気軽にメッセージお願いします。

中学生でもわかる失語症②

前回のおさらい。

この記事を読む📖👓️ことで、失語症を理解できます。

ポイントは3つ!

たった3つのことを理解できれば、あなたは失語症を理解します。

 

失語症は脳の病気で起こる。

②言いたいことが言えない苦しさがある。

③意味のわからないことや、ものすごく聞き取りにくい話をすることがある。

 

以上の3つを理解することで、失語症を理解できます。

ちょっと何言ってるかわからないと思いますので、1つずつ噛み砕いて伝えます。

 

前回は①をお伝えしましたので、

本日は②言いたいことが言えない苦しさがある。についてお伝えします。

 

さっそくですが、言いたいことが言えないとはなんじゃ!って思うと思います。まさにその通りです。私は当たり前にことばを聞いたり話したりして、色んな人と会話をしています。

前回説明しました、失語症の機能局在、機能局在とは、その部位が何かしらの機能の司令塔と思ってください。で、失語症の機能局在は左脳の前頭葉と側頭葉とお伝えしました。前頭葉損傷で今回の②言いたいことが言えない症状が出てきやすいです。

つまり、司令塔が不在のため、上手くことばを話せなくなります。サッカーならMFがいなければ、FWとDFが上手く機能したいようになるのと似ています。

つまり、左側前頭葉の脳の病気で、上手く話せなくなったことはわかったと思います。

もっと詳しく説明すると、ことばが話せないのには2段階あります。そもそも言葉を思い出せない。例えば、黄色くて細長くて、皮を剥いて食べる果物と伝えても、言葉が想起できない段階。次に頭の中では上記の果物の名前がわかっても、それが言葉として表出できない段階があります。

ご病気で失語症になられた方からすれば、とても苦しいと思います。私たち言葉を通してコミュニケーションをしたり、より抽象的で複雑なことを伝えているのですから。

今までスラッと言えていたことが言えなくなり、周りの人から見れば、骨折や、車椅子を使ってるなど身体に問題は見られないため、十分な理解が得られないこともあると思います。

失語症には②の言えていたことが言えなくなる苦しさがあることを覚えていただけると助かります!

 

 

最後までお読みいただき有難う御座います。

では、次回は③意味のわからないことや、ものすごく聞き取りにくい話をすることがある。について伝えます。