絶対にわかる症例検討の進み方
さあ!本日も始まりました!
ことばのリハビリの時間です。
今日は、症例検討についてです。一般の方には馴染みがないと思いますが、セラピストはしてて症例検討を通して、沢山の事を学びます。
セラピストとは、言語聴覚士(ST)、作業療法士(OT)、理学療法士(PT)を指しています!
この記事を読むことで、症例検討(症例発表)の進め方が確実にわかります。
特に新人の方は必読で、経験者でもためになると思います。
では、本題に入ります。
症例検討の進め方は、①症例に関する情報、②検査(評価)、③統合と解釈、④ICFでまとめる、⑤訓練目標、⑥訓練プログラム⑦考察です。
①症例に関する情報は、個人が特定されないように配慮しておりますので、セラピストから、特に学生の実習で、臨床しても宜しいですか?と訊かれることがあると思いますが、ご安心ください。
②検査(評価)は、各検査を書きます。検査して、問題あるのかないのかを調べていきます。
③統合と解釈は、各検査をして分かったこと、気付いたことを書き、そこから、どのような問題があるかを考えます。ここには、検査以外の病棟生活場面からも検査結果が当てはまるのか、それとも違うのかを踏まえます。
つまり、各検査を統合して、病棟生活を見た上で、どう思ったか、そして、リハビリテーションをどうするかを導き出します。
④ICFにまとめるは、ポジティブ因子とネガティブ因子に分けるものです。
セラピストに伝えたいことがあります。
ご存じの通り、昔はICIDHでした。これはネガティブ因子を見るツールでした。しかし、ポジティブ因子が重要だとなり、世界的に変わりました。
にもかかわらず、症例検討をすると、毎回毎回、ネガティブ因子を沢山取り出しています。ポジティブ1に対してネガティブ5の割合です。これじゃあ、ICFではなく、ICIDHじゃないですか?
だから、⑤訓練目標が、本当にその人を見れないのだと思います。
出来るところは活かすべきなのです。
話がそれました。
⑤訓練目標は、その人の望みや、日常生活で必要だけど、足りないことを訓練して、どこまで向上させることができるかを踏まえて書きます。
⑥訓練プログラムは目標を達成するための内容に、必然的になります。
⑦考察はリハビリテーションを行い、どう変わったか、変わらなかったか、どうすれば良かったか、リハビリテーション場面以外に病棟生活でも変化はあったか、を書きます。
以上!
長くなりましたが、症例検討は時間を使ってやっています。実りあることをやりましょう!
そのためには、ご本人様やご家族様の協力も必要ですので、その際は、宜しくお願い致します。
最後までお読みくださり有り難う御座います。
コメントやいいね!などしていただけると幸いです。
では!