中学生でもわかる言葉のリハビリ!注意障害編②
はい、本日も始まりました。言葉のリハビリの時間です。
今日は、前回の続きで注意障害についてお伝えします。
注意障害には4種類あることを前回はお伝えしました。
今回は上位機能である、③転換性注意機能と④分配性注意機能についてお伝えします。
中学生でもわかるように説明していきますので、この記事を読めば注意機能の転換性中機能と分配性注意機能についてマスターできます。
では、③の転換性注意機能についてお伝えします。
転換性とは、注意を切換える力です。つまり、目的の物から他の目的の物に注意を切換える力です。例えば、食事中、ご飯やおかずに注意が向きますが、話し掛けられたら、その相手をみます。そして、また、ご飯やおかずに注意を向けます。これが難しいと、ご飯を食べていて、話かけられるとそちらに注意が向かず(話し掛けられたことに気付かず)食事を食べ続けたり、話しかけられて相手に注意が向けても、今度は食事の方に注意を戻せず、人ばかり注意が向いてしまい食事どころではなくなってしまいます。
④に関しては、注意機能の最上位機能と言っても良いでしょう。
分配性注意機能は、一言で言えば、同時処理です。例えば、自動車の運転をしながら会話することや、歩きながら人混みを避けつつ、友達と会話するなど、すごく高度な注意力を使います。上位機能だけあって、脳出血や脳梗塞を起し、高次脳機能障害になり、注意力が低下すると、この分配性注意機能が低下しやすいです。なので、脳出血や脳梗塞を起すと自動車の免許更新をする必要があり、警察署に届け出をする必要があります。そして、主治医の意見書を参考に、高次脳機能障害で、運転すると危ないと思われれば、自動車の運転は困難になります。
ざっと注意についてお伝えしました。
注意は高次脳機能のベースとなる機能であります。
次回は半側空間無視についてお伝えします。
この半側空間無視は、以前テレビドラマで、出てきたりしてました。
とても不思議な感じになると思います。
では、本日も言葉のリハビリ頑張りましょう!
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